毎年、春先になると、温かい地域に住む筆者は
実家から山菜・・・特にわらびを貰います。
あく抜きされているものを貰う時は良いのですが、
年に何度かは、自分であく抜きをすることもありまして・・・
その時の失敗談も含めて、簡単なあく抜きの仕方を
記事にしようと思います。
上手にあく抜きが出来れば、おいしい旬の
食材で家族も大満足の食卓を彩れます!笑
わらびのあく抜きを重曹で簡単!
筆者がわらびのあく抜きに使うものの中で、一番身近なものが重曹です。
その重曹を使ったあく抜きの失敗談も有りますが、それは次の章でくわしくお話しするとして・・・
先ずは、重曹でのあく抜きの仕方からご説明します。
あく抜きが必要なわらびは、春の芽吹きと共に私たちの食卓を彩ってくれるわけですが、そのままでは苦くてあく抜きしなければ食べることは叶いません。
ここで、活躍してくれるのが、重曹です。
確実にアク抜きするなら重曹が良いです。
スーパーでも山菜のアク抜きとして売っています。
ワラビ1握り程度なら水1リットルを沸騰させ重曹小さじ1を入れます。
重曹を入れると泡が出ますので火を止めてワラビを入れ菜箸でかき混ぜてワラビが熱湯から出ないように皿などで重石をして1晩置きます。
1晩置いたらアクの出た水を捨てて良く洗えば完成です。
灰でも米のとぎ汁でもアク抜き出来ますが重曹が一番便利で簡単です。
重曹は胃薬や歯磨き粉などにも使われていますので安心して使えます。
重曹は、医薬用、食品用(食品添加物)、掃除用とあります。
違いは精製度合いの違いらしいです。
つまり、不純物が多いかどうかです。食品に使うなら食品用が良いと思いますけど。
ただ、食品に使える物でもお掃除用となっていることもありますので、
パッケージを見て食品のあく抜きなどと書いてある物なら問題ないです。
わらびのあく抜きを灰で簡単!
筆者の実家は田舎の農家ですから、当然、お米を作っている関係上、稲(わら)も有ります。
それを燃やして灰を作ります。
実家の裏山で取れたわらびを、その灰を使いあく抜きしているのを小さいころから何度も見ていましたので、ついこの間までは、わらびのあく抜きは灰でするもの!
なんて思い込んでいました!
わらびを実家であく抜きしてから頂いてきていましたので、突然ある年から、あく抜き前のわらびを渡されて、「 自分であく抜きしろ! 」と突き放された時は、途方に暮れたものです。笑。
今ではいい思い出ですが、その当時は重曹であく抜きを知るのに至りませんでしたので、灰も一緒に貰ってきて、ボールにわらびを入れ、そこに実家から貰ってきた灰を上からかけて、熱湯をわらびが浸るくらいまで入れて、わらびが浮いてこないようにお皿などで重しをして一晩置きました。
朝になり、わらびを取り出して水で良くすすぎ、ボールに水だけで浸しておいてから、夕食に出しました。
そのまま一口大に切れば、お浸しとしても苦味も無く食べることが出来ました。
重曹に比べて、灰を手に入れることさえできれば、一番おいしく食べることができると、筆者自身は自分の味覚で実感しています。笑。
次の章でもご説明しますが・・・
重曹はたまに今でも失敗して、少し苦味が残ったり、グズグズにしてしまったり・・・
ちょっと情けないあく抜きをしてしまう事もありますので、灰だとよほどの事が無い限り、失敗はありません。
この事を踏まえて、次の章に移ります。(汗!)
わらびのあく抜きの時の重曹の量は?
皆さまは、筆者のように、せっかくの旬の味覚のわらびを、食べられないものにすることなく、堪能して頂く為に、ここの部分は良くお守りいただきたいのですが・・・
まず、わらびを失敗無くおいしく食すためには、しかも簡単にそう手間暇かけなくてもいいあく抜き方法!
こちらを、ぜひ、頭に入れておいてほしいのですが・・・
重曹は入れすぎると、わらびが溶けます!
筆者も、いちど、グズグズしてしまい、勿体ない事をしてしまった経験上、せっかくのわらびを、失敗することなくおいしく食べるために、分量は守るべきだと言う事を、肝に銘じました。
そして、重曹を入れたとしても、灰を入れたとしても、熱湯を浸るだけかけて、一晩つけ置くだけです!浮き上がらないように重石をして・・・
それのみで、余分な、茹でるとか、お水を取り換える(30分おきに)とかは、一切いりません!!
という事です。茹でることによって、灰や重曹の成分がお水を何度も取り替えなければいけないような状況にまでしてしまいます。
単純にシンプルにこれのみで行きましょう!!
それに徹することで、おいしく召し上がれるのですから!
そして、肝心の重曹の分量ですが・・・
筆者が経験して、一番おいしく成功した時の分量はお湯1リットルに対して、小さじ1杯の重曹です!!
ぜひ、あく抜きをする時はお試しあれ!!笑。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
田舎の農家生まれの筆者が、実家の両親に依存することなく、わらびのあく抜きを立派に?出来るようになった工程の中で、転ばぬ先の杖として、記事にしました。
いろいろ工夫して、あく抜きする、冒険心?探究心?も素晴らしいですが・・・
この記事で、旬の食材を食べられない物に変化させてしまう人が少しでも減ってくれれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
コメント