今回の台風15号も、騒いでいる割には、
大したことはないだろう!
と、たかをくくり、少しだけ何時もよりも厳重に戸締りをして
就寝したのが9月8日夜。
今回の被災者側の苦労と、不便さを身近で味わい、
今でも、停電や、断水で不便な思いをしている
人たちのすぐ側で、見ている筆者が
今後の防災対策について、語ってみようと思います。
台風の防災対策(2019・台風15号)
筆者の住む、太平洋の沿岸沿いの市町村では、今回の台風15号の上陸を見越して、9月8日(日曜日)の、午後には、第1次災害対策本部が設けられ、超大型台風に備えて、市内3か所の避難所も設置され始めました。
その時間帯・・・外を見ても、雨のあの字も無い晴れの状態で・・・本当に台風来るの??
という・・・
何とも、呑気に状況を見守る筆者でした。
今となっては、市の方が正しく、災害対策をしていましたので、頭が下がる思いでいますが・・・
市の方でも、明け方までの、8日~9日の夜に吹き荒れた、最大風速59メートルの風による、家屋倒壊や、大きな木が、根ごと持ちあがり倒れたり、電気の供給元の大型鉄線の柱が、折れ曲がってしまい、電気が
来ない!!
災害対策本部までもが、停電!!
するとは、誰しも予想していませんでした。
予想をはるかに超えた、大災害になってしまいました。
筆者も、夜中に(AM2:30過ぎ)風が吹き荒れる音で目が覚め、それからは寝ようと思いつつも、風の音がすごくて眠れずに、しばらくすると、(AM4:30過ぎ)緊急避難勧告発令!!
緊急避難て・・・
雨風がピークの中、家の外に出ることの方が、命の危険があります!
筆者たち家族は、避難勧告が出ましたが、家の中で嵐が収まるのを待つよりほか有りませんでした。
朝になり、辺りが明るくなってみて、心配なのは家の周りの台風の被害状況です。
↑ なまじ、厳重に戸締りしすぎたのが原因で、洗濯物を干すテラスの、窓ガラス4枚のうち、1枚が、風の通り抜け道が無く、外れて、ガラスが割れて、近所の草の生えた畑までにまで飛び散ってしまい・・・
拾うのに、小1時間。・・・^^;
被害的には、筆者にとっては、この時はまだ、ここまでひどい物とは思いませんでしたので、あいたたた・・・と、痛手を被りました。
で、このガラスを一生懸命に拾っている時に、隣の家のお兄さんが、畑の側までやって来て、「お宅は停電していませんか?」と言われたんです。
ここで、初めて、周りのお宅が停電している家もあるんだ! と
気が付いたわけです!!
でも、筆者は、停電と言っても、今だけの半日もすれば、元に戻るだろう!
なんて、呑気に構えていました。
その後、やっと細かいガラスまで拾い終わり、一息つくと、消防車が見回りにやって来て、スピーカーで何やら言っています。
「市の庁舎が停電の為機能が麻痺しています。災害の被害や今後の対応は直接庁舎を訪ねてください。」とな??
えぇ~~!!
と、やっと、事の重大さを理解した筆者です。
そこからが、大変でした。
なんと言っても、台風が過ぎ去った後の1日~2日間は、暑くなる!!
これは、経験上わかっていましたので、電話が繋がるところは電話で状況を確認して・・・
電話が繋がらなければ、ほぼ停電していると断定して、訪ねて行ったり、必要なものを買い物に行ったりしました。
驚いたのは、スーパーマーケットです。
こういう時に、停電の災害対策は取られていなかったのでしょう。
真っ暗で、買い物どころではなく、閉店してしまっている区域があります。
そういう地域に住む人たちは、少し遠くの電気が通っているスーパーに足を運びます。
どこのスーパーも、品薄ですし、大混み。
氷や飲料水が、飛ぶように売れて、スカスカ状態です。
補充しようにも、荷物が届かない状態でした。
店員さんに聞くと、品物発注しても、出荷元が停電していて、荷物が届かない。との事でした。
思いのほか、広範囲で停電していました。
風の被害による停電とは・・・
筆者も、予想の遥か上を行く状況に、肝を冷やすばかりでした。
雨による水害対策は、筆者も今年の夏に土嚢を個人的に作りました。
↑ 土嚢づくりの記事です。
ですが、風による、対策は・・・
流石に、油断していました。
せいぜいが、戸締りをいつもよりもしっかりやる!というくらいで・・・
但し、一つだけ、教訓が出来ました。
雨戸やシャッターが無い場所の、台風前の風対策としてガラスの窓は風の通り道を確保して開けておいた方がいい!!
という事です。^^
特に、台風の風速は凄い物がありますので、今回のようなことになりますから、今度からは、筆者の自宅のテラスのガラスは開けておく事にします!
という事が言えるわけです!
停電や断水対策(今後の事・筆者意見)
今回の台風15号の、停電と断水の被害に、筆者自身は合わずに免れました。
が・・・
筆者の両親が住む、実家は、まる1日と半ほど(36時間)停電していました。
猛暑日と熱帯夜の中、80歳間近の年寄り、2人が、停電の中、不憫な生活をしている!!
と思うと、近くに住んでいる筆者は、気持ちが落ち着かずに、夜、暗くなってから、どうしているだろう??と実家を訪ねました。
すると、不思議な事に、停電している実家に、明かりが灯っています。
???
いったいどうしたのか?電気が来たのか??
疑問だらけでしたが・・・
↑ なんと!!発電機があり、そこから、ガソリンで発電させて、20アンペアまでの電気を自家発電していたのです!!
おぉ!!
なんと、逞しい、田舎の年寄りでしょうか?!!
この発電機・・・ガソリンを満タンにすれば、最大8時間まで、20アンペアの電気が生み出せる!!
これぞ、農家の特権!
農業用に、用意されていたものが、こんな時に使えるな!これは!!
という、新発見!!
20アンペアまでですので、エアコンは使っていませんでしたが、お風呂を沸かして、家の電気を点けて、携帯電話を充電して、扇風機も点いていました!!
ほんと!使えると思いませんか??
発電機の貸し出し!!
これは、災害時に、何とか各県毎に、検討するべきではないでしょうか??
ここのところは、声を大にして言える事です!
この発電機が有ることで、何人もの人が助かります。
これは、実際に、被災者を身近で見てきて、今後の課題だと思う筆者の意見ですが、賛同してくれる方も多いのではないでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、今もなお、停電と、それに伴う断水に苦しむ被災者がいる、地域(地元)に住む、筆者の赤裸々な体験を通じての、近況と意見です。
少しづつ、復興はしてきて、スーパーも閉店箇所が、少しづつ開店し始めました。
9月14日~。
まだまだ、復興は続きますが、今後も、地元民として、出来る限りのことはするつもりです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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